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アリス・イン・ワンダーランド [cinema]

絶対に、子供たちが気に入ってくれると思って、

JCOMオンデマンドの有料の映画を試しにみるとき、
これを選んだ。
すると、実写はキライ!と決め込んで、長女はプイッと出て行くし、
次女は怯えて隠れてしまった。

しょうがない、と初回はひとりで見た。
予想以上に面白かった[ぴかぴか(新しい)]

説得して、ようやく次女も、観てくれた。そして、まんまと、ハマった。
面白い!一回の「購入」で視聴できる72時間のあいだ、
繰り返し、4回も観た。

ティム・バートン作、面白くないはずがない。
アリス役の少女のあやういはかなさ、勇敢さ。
マッドハッターのジョニー・デップの安定感。(不安定感?)
赤の女王のヘレナ・ボナム・カーターの不気味さ。
白の女王のアン・ハサウェイのブリブリぶり。

ほか、白いウサギ、3月うさぎ、ヤマネ、
ティードルディーとダム、青いイモムシ、みんな、面白い。

1度観ただけでは気づかなかったディテールもいちいち、よくできている。
脇役キャラも全部面白い!トランプの赤の兵士、チェスの白の兵士。
赤の女王の囚われのカエル、ハリネズミ、魚。

みれば見るほど楽しい!

それにしても、ディズニー映画って、

ヒロインが試練に負けず、強くたくましく、
自分の人生は自分で切り開いていく、という構図で、
女性の成長譚が最近多いと思う。

エヴァー・アフター、という
シンデレラがレオナルド・ダビンチと知り合いだったお話も
ドリュー・バリモア主演であったけれど、

またまたシンデレラも実写化されているみたい[モバQ]

でも観たいのは、ティム・バートンのビッグ・アイズだな~。

rojiura.jpg

rojiura2.jpg

私の場合、不思議の国への入口になりそうなのは、木の根っこの穴ではなく、
路地裏。

案内人は、ウサギじゃなくネコ。

siroihana.jpg

白いバラを植えたのは誰じゃ!

kusari.jpg

そしてこういうところに閉じ込められる。

neko.jpg

で、チェシャ猫に笑われる。


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バベットの晩餐会 [cinema]

契約してから3年以上経って、
初めてJCOMオンデマンドの見放題パックの中から、
ゆっくり映画を観ました!ちょっと得した気分。
(本当はこれまで見放題していなかったので損してたのですが)

「バベットの晩餐会」は、話題になっていた頃から
ずっと見そびれていた一本です。

大人のための絵本、のような映画でした。

年老いてなお美しい姉妹、が
北欧の寂しい漁村にひっそりと住んでいます。

善行をするのが生きる糧、の二人はそこで質素な生活をしています。
でもそこには、フランス出身の訳ありげなお手伝いさんが・・・
なぜ?そんな身分でも信念でもないはずなのに。

かつての話・・・
姉妹は、厳格なプロテスタントの牧師さんの娘。
牧師の両腕となり、慎ましやかに生活していました。
その天使のような美貌と歌声に、
若者たちは信心もないのに、
ミサや家での集会に寄ってきます。

牧師は、悪い虫がつかないよう、
大切に娘たちを育てます。
娘たちも、不埒なことを考えたりしません。
そして、純粋培養のまま年老いていきます。

でも、
よそから来た青年と、つむじ風のような、
恋ともいえないような、過去の思い出
姉にも、妹にもあります。

そんな昔の伝手があって、バベットというフランス人女性が
二人を頼って、お給料はいらないから
ここにおいて欲しい、と嵐の夜にやってくるのです。
彼女は、パリ・コミューンで家族もなにもかも
すべて失っています。

バベットが「神から与えられて」、
二人の姉妹は年老いた信者さんたちの面倒をみること、
亡き父の教えを守って信者さんの集いを続けることに
専念できます。

バベットは静かに、数年たっても、二人に仕えます。
でもある日、パリの友人がずっと彼女のために毎年買ってくれていた
宝くじがなんと当選!一万フランの大金を手にします。

その一万フランで彼女がしたこととは。

村のみんなに正式なフランス料理の晩餐会を振舞うこと。
ウミガメ。うずら。牛の頭。
バベットは料理の材料をどんどんパリから取り寄せます。

敬虔な姉妹には、
そんなお料理の素材は見るに耐えず、
バベットが魔女のようにさえ見えてきます。

そして信者さんとともに、
絶対に戒律を守って、
肉体の快楽に身をゆだねることなく
ただ何も考えずに食事=生きる糧をいただきましょう、と
祈りながらその恐ろしげな料理を待ちます。

結果・・・
年老いて気難しくなり、口論が絶えなくなっていた信者さんたちは
食卓を囲んで世にも贅沢で素敵な美味しい食事をともにして、

再び昔のように笑い合えるようになります。

二人の姉妹にも過去からの風がまた吹いてきます。

そして食事のあと、外に出たら
おとぎ話のような、質素で可愛らしい小さな家の並ぶ村の上には
満天の星。

そして
敬虔な姉妹は、父の教えた通り、
この世で成就できなかった至福は、
死んで天国にいってから得られるのだと、

静かで安らかな気持ちで
これまで通りの生活を続けていくのです。

パリに帰るかと思われたバベットさえも。

imagesLW9195OB.jpg

予告編。

映画っていいですねぇ~[ぴかぴか(新しい)]

今、観たい映画は「イーダ」です。


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ロマ音楽と映画 [cinema]

ギンレイ#アーカイヴ番外編

ジプシーという存在は知っていても、ロマ族というのは
映画で初めて知りました。

本当に、ギンレイホールに通っていた頃は、
ギンレイでなかったら観ないような映画を通して、
知り得なかった世界を知ったような気がします。

大学では、専攻であった中国語中国文学、文化について
あまり学ばなかったのに、
映画館で私の世界は広がったかもしれません。
映画館が私の学校だった、と。

それもきっかけは、中途退学していった映画好きの友人に連れられて、
色んな古い邦画や古典もの、ちょっとカルトなものをつきあいで
観はじめたことでした。今思えばその友人が私の映画好きの指南役だった。

それまでは、映画館に自分で進んでいくこともなく、
新作についてもまるで知らず、たまに図書館で無料で貸出されている
ものを暇な時に観るくらいでした。

それがオールナイトで松田優作映画特集を観たり、
畳敷きの映画館に行ったり、
当時うら若い女の子ふたりで日活ロマンポルノみたいなのを観たり、
初めての東京でこれが文化か・・・と酔いしれていました。

さてロマ族の映画。

アンダーグラウンド」。
黒猫白猫」。

これはエミール・クリストリッツア監督の作品で、
音楽もストーリーもハチャメチャで混沌としていて、それでいて
生命力に満ち溢れていて、なんともいえない見ごたえでした。

51wRY2ir+TL__SL160_.jpg    黒猫白猫1.jpg  

ボスニア・ヘルツエゴビナなんて、ニュースでしか見たことも聞いたこともない。
それはまるで時代も超越した、異次元を感じるような世界観。

ここいらへんの男性はみんな顔が濃くてよく似ていてあまり区別がつかないのですが(>_<)
女性はみんな生きるエネルギーにあふれてすごく魅力的です。

黒猫白猫3.jpg

「黒猫白猫」の女の子がひまわり畑でパンツを脱ぎ捨てるシーンは印象的で忘れられません!

ロマ音楽そのものをテーマにした映画もあります。監督は違いますが、
ジプシーの生活の悲哀と自由とを感じさせられ、そして魅了されます。

ガッジョ・ディーロ

ロマの音楽を調査しに、聞き込みにきた都会の青年がいつの間にやら
彼らの世界に取り込まれてゆきます。

ガッジョディーロ.png

一度聞いたら、しばらく頭の中をグルグル回る、そしてジプシーのように

すべてを忘れて踊り狂いたくなる音楽です!


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ギンレイ・アーカイブ#8 アイスストーム [cinema]

久々に昔ギンレイホールで観た映画に関しての記事です。

青山実花さんという方の
映画評のブログ「のんびり」を愛読しているのですが、、
そのブログの別の映画のお話から、
ふと「アイスストーム」のことを思い出したからです。

私はうまく語れないので、くわしくは、 でどうぞ。

あらすじや細かいところは全く忘れていました。

70年代の文化の爛熟、家族の崩壊、
社会のモヤモヤした感じが描かれています。

トビー・マグアイア、クリスチーナ・リッチ、イライジャ・ウッドなどの
子役出身俳優たちがその飛びぬけた演技力を競っています。
実は、ケイティ・ホームズも出ていたんですね。
全然知らなかった。

親世代の俳優陣も、豪華です。
ケヴィン・クライン、シガニー・ウィーバー、
ジョアン・アレン。

監督もアン・リー。

日本でいうところの「金妻」のような。
でもあちらはやることがもっと派手です。
スワッピング・パーティー。
こどもほったらかしで。

子供たちも、思春期で、性への興味旺盛、
そしてそんな隙だらけの親の目を盗むのなんて簡単。
それぞれにいろんな経験をします。

印象は、タイトル通りの、
冷たい嵐のような、冷え切った家族の人間関係、
表面上はそうは見えないけれど
吹き荒れるそれぞれの気持ちの揺れです。

外は、厳しい自然。
そして暖かいはずの家の中も、実は団欒などない家庭。
それぞれの秘め事、無関心、孤独と対立。
中でも吹き荒れるのはアイスストームなのです。

あまり、家でDVDで見たい映画ではないかも。
映画館で見ても、後味悪い。

でも私はスペクタクル映画やアクション映画、
ハッピーエンドの映画より
こういう映画の方が好きです。

でも、
地球が滅びる!みたいな
興行収入も制作費用もすごい、派手な映画のほうが
実はよっぽど後味悪いというか

近い将来を暗示しているようで恐いと思うのですが。[台風]

半熟パブ.jpg

本文とは関係ありません。半熟パブ、てどういう意味なのでしょう。

先日書いたゲゲゲショップに関して、訂正です。
ショップにいるのは、ゴジラではなくガメラでした!

DSCN1995s.jpg

亀好きな私なのに、なんというミスを!


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ギンレイ・アーカイブ#7.カラーオブハート [cinema]

 

予告編では、この映画の良さが伝わるかなぁ。とちょっと
不安ですが。もっと詳しい情報は、wikipediaで。

現代っ子の兄妹が、50年代の「古き良きモノクロの時代」の
テレビの中の世界に入ってしまう、というファンタジーです。

50年代テレビショーのように、その世界には、
色もなければ暴力もスピードも刺激も毒も、なに一つない。
平和で穏やかな、ノーマン・ロックウェルの絵に描かれたような、
一種の虚構の世界。この時代にも、本当は「色々」あったはずだけれど、
建前ではこういう古き良き、清き美しき世界、なのです。

現代(90年代の映画ですが、その後もまたまた世界は刻々と変わって
きています…)のティーンエイジャーが、そんな世界に行ってしまったらどうなるか。
もちろん、物足りなく、退屈します。
そして、「現代」の価値観をそこに持ち込んで、50年代の
モノクロの世界に、天然色を投入します。
象徴的にも、色づいていく、人、町、世界。
白黒からカラーへと、人生がバラ色に!という変化を遂げるだけには
とどまりません。

町には、「色」とともに、平和を乱す要素が多々持ち込まれるのです。
そして人々のあいだにも対立を生み…。

古き良き時代の描かれ方も、色づく町の描かれ方も、
いかにもアメリカ的なのですが、とても楽しく、よくできたファンタジーでした。
トビー・マグアイアとリース・ウィザースプーンの、
大スターになる前の二人の演技も光ります。
そして脇を固める俳優さんたちも。

大好きな、映画です。

これもビデオで持っています(;▽;)。

私のアルバムは、かろうじて天然色の写真から始まっている頃ですが
淡すぎて、ぼんやりしています。

高画質、ブルーレイ、携帯にパソコン、
もはや私も未踏の世界であるスマートフォンやゲームやなんかの世界。
子供たちには、生まれてから既にそういうものに囲まれた世界です。

(昨日も30~40代のお母さん達の集まりで、
ポケベルの時代の恋愛だったとか、
合コンでもアドレス交換なんてしたことなかったとか、
家の電話だったとか、通信手段が今とは比較にならなかった頃の
思い出話に花が咲きました。)

便利なものはこの時代に生きる者として享受するも、
溺れないようにしたいものです。

結局、現実の世界が、一番大事だと思います。

アルバムより.jpg


40年前くらいのかなり色褪せた笑顔、です。(恥)


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ギンレイ・アーカイブ#6.メルシィ!人生 [cinema]

ギンレイホールでかかる映画は、
スペクタクル大作とか、総額いくらの製作費がかかったという話題作はなく、

珠玉の小品というか、ほっこりする佳作だったり、
こっそり人に教えたくないような教えたいような、というような映画ばかりでした。
単館ロードショーの作品とか、地味に始まり、あまり話題にならずにすぐに打ち切られた
作品とか。でも、目利きの人がいたのでしょう、少なくとも私にはツボの映画館でした。
ギンレイホール、うちの近くに引っ越してきてくれないかなぁ。

先週は切ない映画を自分で紹介してしんみりしてしまったので、

今回はおバカで、楽しくて、ちょっとエッチで、大人のフランス映画を。

メルシィ!人生」というものです。

メルシィ人生.jpg

コンドーム会社の社員であるダニエル・オートゥイユ(名優です!)が、
リストラされそうになって、妻子からも相手にされず、絶望して自殺しようとします。

それを止めてくれて、一緒になって秘策を考えてくれる友人ができます。
ゲイのふりをしたら、ゲイ差別による解雇!という告発を恐れて、
会社がクビ宣告を撤回するだろう、というもの。
そして、ニセの妖し~い合成写真を作って、会社に送りつけます。

それからは、真面目人間の彼がなんとゲイだった!という同僚や上司の
好奇の目にさらされながらも、なんとかクビがつながって出勤し続けます。
ゲイ差別者の上司にうとまれたり、どうも怪しいと感づいている美人の女上司に
誘惑されたり、ゲイのパレードにスターとして祭り上げられたり、
ありえな~い!展開だけれど、

そこはフランス映画。

たたずまいだけで「おじさん」のおかしみと悲哀、
カッコ悪いけれどカッコイイ、ダニエル・オートゥイユの演技力で引き込まれます。
フランスにある相模ゴムの工場がロケ地らしいです。日本の優秀で信頼厚い技術力、
世界一のセックス大国、(とテレビでランキングされていました)フランスでも認められているのでしょう~♪

ちなみに、私は子供の頃、
祖父が読んでいた週間朝日(ブラジルでバックナンバーを読んでいました)の広告の
薄ーいスキン!(だったっけ)の4コマ漫画、
意味もわからずその口真似をしては大人を困惑顔にさせていました。
恥ずかしい(//∇//)。


美容室名としてもちょっと・・・ですね。

うすい美容室.jpg

女性が加齢とともに体重増加やシワ・シミの恐怖にさらされるのと、
男性が髪型の劇的な変化の恐怖にさらされるのと、

どちらが深刻なのでしょう~。どちらもパートナーからは
こんなふうに変貌するとは詐欺だ!と非難されたりして。

カメコレ47.jpg

常夜灯47.jpg

カメコレ47.と常夜灯47.です。

 

今日の選曲は、あまり長渕剛さんは好きではないのですが
この曲だけはなんだか特別胸にしみます。
片思いの多い人生だったからかも![もうやだ~(悲しい顔)]

 

 


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ギンレイアーカイブ#5.シャンドライの恋 [cinema]

この映画に関しては、ネタバレでもよければ、

あらすじを画像入りで丁寧に追っている記事が見つかったので、
それを使わせてもらいたいと思います。

「シャンドライの恋」

ギンレイホールで観た時は、
私が途中で眠ったのか、カットされたバージョンのものを観たのか、
見た覚えのない画像や説明もあったりして、いくつか謎が解けました。

冒頭に断りがあるように、ネタバレでもかえってまたもう一度観たくなるような
タイプの映画だと思います。

シャンドライを演じた女優さんは、褐色の肌が美しい女性です。
たしかボンドガールもやっていたような。
印象に残っているシーンは、紹介にはないのですが、
夫が連行されたことを知って、ショックのあまり失禁するシャンドライのシーンです。
冒頭で、主人公の女性が失禁するという映画は珍しいですね(^_^;)。
でも、紛争の絶えない国で、愛する人が捕らわれの身となることのショックの大きさを
象徴する、シーンでした。

そして、最初のころ、シャンドライが移住してきたイタリアの
お金持ちの大家兼雇い主キンスキーは、
どこまでも偏屈で独善的で傲慢な人物に見えます。
人嫌いでピアノだけが友達のキンスキー。

でも、シャンドライに惹かれてしまったキンスキーは、
人を愛するという初めて経験する気持ちになすすべもなく、抵抗もできず、
不器用にそしてしつこいくらいに求愛をします。
シャンドライのことも、シャンドライの事情も、何も知らずに。

そして、シャンドライがキレます。

そのあとの展開は、キンスキーが、愛する人の欲するもの=夫の釈放、
をなんとしても、自分の財産をすべて投げ打っても、そして
一番大事だったはずのピアノを売り払ってでも、

勝ち取ろうとする経緯が、ものが減っていくカットだけで見せられます。

鼻持ちならないやつだったキンスキーが、
とにかくなんとしてでも恋するシャンドライのために何かしてあげたいという、
献身的な思い、哀しくも切ない表情は、もう気の毒なくらい純粋です。

そして、いつしかシャンドライも、
ずっと祖国の夫の釈放を待ちわびて異国で一人頑張っていたのに、

そんなキンスキーの献身的な愛に気づいた時、
自分も、この偏屈でイヤな大家だったキンスキーにいつしか惹かれていたことに
気づきます。

実ることのない恋。メロドラマ。切ないラブストーリー。
くくってしまえば、それだけのことです。

私は、螺旋階段に心を奪われっぱなしでした。
そして、その螺旋階段を舞台に二人の思いが交錯するようになった、
象徴的な映像の美しさに魅せられました。

皮肉な結末。
夫の元に行っても、夫の自由を勝ち取るために
払われたキンスキーの犠牲をシャンドライは一生忘れられないでしょう。
そして、いつしか自分の中に芽生えたキンスキーへの愛も。

でも、ピアノもシャンドライも失ったキンスキーは、一体
どうなるのでしょうか。愛する人の望むことを叶えてあげたという歓びだけで
その先もたくましく生きていけるほど強い人間には見えなかったので、
心配なのです。
子供達と笑い合っているシーンは、
希望と明るい未来をなんとなく暗示しているようでもありましたが。

うーん。私は映画は好きですが
映画の解説はどうも苦手のようです。

映画っていいですねぇ。淀川さんではないけれど、それに尽きますが、

それ以上に、人間関係って、難しいですねぇ。

 


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ギンレイアーカイブ#4.ビヨンドサイレンス [cinema]

1週間って早いですね。
もっとあれも書きたい、これも書きたい、
でも今日はやっぱりcinemaの日。ということで。

ちょっと小難しい映画ばかりだと(自分でもよくわかっていなかったりします)、
今日はベタベタだけど、とても心に残った作品を。

ヒネクレ者の私は、ベタなものはあまり好きではありません。
たとえに挙げるのも本当ははばかられるけれど、

たとえば
24時間テレビドラマ。動物や子供で泣かせる映画。
ほか、えーと、小声になりますが、相田みつをさん、星野富弘さん、日野原重明さん。
いや、私なんか足元にも及ばないような立派な人だと思います、

ただそれを手放しに「いい!」と言えないヒネクレ者なだけで。

そして、この「ビヨンド・サイレンス」とういのは、
まぁあらすじをいえば、24時間テレビのドラマのようなテーマなのです。

ろう者の両親を持つ主人公の女の子、ララ。
彼女は、健常者に生まれ、クラリネット奏者の叔母に憧れ、
両親の耳となり通訳となります。時には先生との面談で、
都合のいいような嘘の通訳とかしたりします。

やがて妹が生まれますが、妹は友達と一緒に
両親が耳が聞こえないことを、悪意なくも笑ったり小馬鹿にしたりします。
そしてまったく通訳替わりにされることもなく、のんきにしています。

母は美しく、いつも朗らかで、
父は厳格で、トラウマを抱えています。それは、クラリネット奏者の姉のように
父親(ララの祖父)に愛されなかったことです。自由奔放な姉と、贔屓を隠そうともしない
父親と反目します。

ある日、自転車に乗っていて、トラックのクラクションが聞こえなかった
ララの母は、交通事故で亡くなってしまいます。
そして父は、ますます気難しい人になります。

成長したララは、ある日憧れの叔母のもとへ遊びに行って、
都会の暮らしのきらめきと
音楽の素晴らしさに目覚めます。
そして、あろうことか、クラリネット奏者になりたい!と思うようになります。
叔母の血か、素質もありました。

父親は激怒します。
そして、初めての恋。
叔母の奔放な性格、そして生活の破綻。大好きな叔父とも叔母はうまく
やっていけなくなります。
色々成長しながら、ララは都会で
夢に向かって頑張ります。

そして、オーディションの日・・・。

というような話なのです。ちょっとベタ・・・ですよね。

でも、音楽がすごくいいのです。

管楽器は、やっぱり生きている人間の息吹が吹き込められているからでしょうか、
すごく人の魂に近い、そして迫ってくるものが強いと思います。

この映画のサントラは本当に素晴らしく、
ドイツの雪深い景色や、主人公の心の綾、を美しく描写していると思います。
子役のララも、成長したララも可愛くていい表情をしています。

メインテーマもいいけれど、
ララが音楽の楽しさに目覚める、
カフェみたいなところの即興のセッションもとてもゴキゲンです。

ほかにも、素敵な音楽がいっぱいで、どれもがそのシーンにしっくり合っていて、
サントラ盤を聴くたびに、イメージが甦ります。

お父さんと「雪が降るときはどんな音がするの?」と会話するシーン
恋に落ちるララ。ここではなんと「I'll Survive」がかかります。
これも大好きな音楽なので、もうこっちまで

恋に落ちたような高揚感に襲われます(^ω^)

 

というわけで、ベタな映画はキライと言いつつ、

ベタベタに誉めてしまいました。[ふらふら]
ビデオ(VHS)も持っているけれど、デッキがもうないので観ることができない・・・。

今日のカメコレも常夜灯も気分でスペシャルバージョン。
通し番号なし♪です。

カメレレ.jpg

カメレレアップ1.jpg

カメレレアップ2.jpg

私の宝物のカメレレです。
東急ハンズで手作りウクレレキット(7000円くらいだったかな)を買って、
組み立てて、カメの絵を描いて、ニスを塗って乾かして出来上がり!

手が小さくて(ピアノも、乙女の祈りやトルコ行進曲の1オクターブもやっとなのです)
ギターのコードも押さえられない私に、ウクレレはぴったり!と思い、
近くの卸売センターで夏のイベントに営業に来ていた
あやしいウクレレ奏者「モト鈴木」さんという方にお願いして
弟子入りするも、その方は営業が忙しいのかあまり教えるのに熱心でなく、
いつもレッスン日をすっぽかされてました(´・_・`)

そしてカメレレは押し入れに眠り、私は高木ブーさんのテレビで練習したりしたけれど
まともに弾ける曲1曲すらないのであります。
BEGINさんが開発した画期的な新楽器「一五一会」もちょっと欲しいんですけどね。

スペシャル常夜灯.jpg

この常夜灯は、うちの近所の美容院のものです。
以前にもアップしたことがあると思います。

大好きで、何度も撮りたくなります。

ところで I'll survive はオリジナルより先に、
布施明のカバーでしりました。恋のサバイバル

叔母が昔布施明のファンだったので。


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ギンレイアーカイブ#3 牯嶺街少年殺人事件 [cinema]

正確にいうと、これはギンレイホールで観ていないので、
ギンレイアーカイブにいれるべきではないのですが、

すごく心に染みてたぶん生涯ベスト10に入る映画だと思うので、
やっぱり早々にとりあげたくなりました。

牯嶺街少年殺人事件 (クーリンチェ少年殺人事件)  監督:エドワード・ヤン です。

観たのは、「生理休暇」(そういうものが本当にあったのです、初任の某メーカ―企業には!)と
偽って会社をサボって、吉祥寺の小さな映画館でした。
驚いたことにそこで出くわしたのが
「この映画は絶対全編ノーカットで観たいよねぇ」
と話していた、会社のとなりの部署の課長さんでした。
サボり仲間、お互いに見なかったことに!

4時間近い長編です。50年代の台湾が舞台です。
複雑な政治情勢のなかの思春期の少年少女の群像。

何がどう、というのをうまく語れません。
よくわからなかった部分もたくさんあります。

でも、この映画の空気、少年少女のもどかしい思春期の
モヤモヤ、淡い恋心、なんだかすべてが詩的で、切なくて、

完全にKOされたのです。そうとしか言えません。

主人公の少年の名は「小四」(シャオスー)といいます。
小学校四年生、ではありません。ちなみに「小」(シャオ)は愛称というか「くん」とか「ちゃん」のように、名前の上につけるものです。明(ミン)ちゃんなら「シャオ明」というように。

映画の一場面で、主人公が自分の名を縦書きに落書きするところがあります。

それが、(書いてみてくださいね♪)
顔文字のように、情けない顔の人のようにみえるシーンです。
まだ、ケータイやパソコンで顔文字文化が普及していなかった頃の映画ですが。

そのシーンと、
プレスリー張りの不良少年の甘い歌声、
わけのわからない抗争劇。

少年殺人事件、というのは少年の少女への淡い恋心が、
不幸なことにそういう不穏な情勢のなかで、
なぜか殺人へと発展してしまったことです。

主人公を演じた美少年は、素人からスカウトされて、
今や美形の大俳優となっています。
少女は、なんとも忘れがたい顔の少女ですがその後、
見たことがありません。

いや、まったくおススメになっていないような、文章にさえなっていないような
感想文ですが、とにかく私がこの映画の雰囲気にすっかりやられてしまったことだけは
確かなのです。

長丁場ですが、興味とお時間がある方はどうぞ。

 

ちょっとお仕事で疲れて脳が回転していないようです。
(今日が投票>開票当日!お祭りのように忙しい一日になりそう。あとひと踏ん張りです)

カメコレ31.jpg

カメコレ31.
どこか東欧の国の雑貨とのこと、友人からのいただきものです。
2歳くらいの頃、子供が家じゅうをカタカタ引き回して、甲羅がとれやすく
なってしまいました。

常夜灯31.jpg

常夜灯31.

ちょっとロココ調?な常夜灯です。カワイイですね。

 

今日の選曲は、やっぱりこの映画の中から、
「ANGEL BABY」です。声変わりしていない少年の声が切ない。きゅん。

 


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ギンレイアーカイブ#2 サイダーハウスルール [cinema]

日曜日はcinemaの日、と決めておいて
早速忘れていました。

アルバイトでいっぱいいっぱいになっているようです。

一日遅れですが、

サイダーハウスルール」。(←予告編です)

これは、村上春樹から流れてジョン・アーヴィングにハマり、
もちろん「ガープの世界」も観て、ジョン・アーヴィングの世界を
2時間の映画に凝縮するのはけっこう無理があるよなぁ、と
思いながらも

やっぱり映画は映画でまたいいなぁと思うわけです。

この映画は最初から矛盾した命題をはらんでいます。
違法である堕胎を行う医院に併設された孤児院で育つ主人公、ホーマー。
「小さくて、素直な子」という「もらわれていきやすい」条件はもうとうに満たしていません。
昨今の非道なペットショップだったら、「処分」に回される、
子犬じゃなくなって商品価値のなくなった犬と同じです。
親代わりの院長は、ホーマーにも自分の仕事を継いでもらおうと、助手として
すべての知識、技術を教え込みます。でもホーマーは堕胎など本当はしたくない。

そして、未知の外の世界も見てみたい。
ある日、堕胎のため医院を訪れた若いカップル(リンゴ農園の主の息子で、
これから戦地へ赴くという青年とその美しい恋人)と一緒に、孤児院を後にします。

リンゴ農園(サイダーハウス)でホーマーが経験したことは…。

「人の役に立ちたい」と願うホーマーにできることは何か。

美しい音楽と、トビー・マグワイアさんの繊細な演技力が光ります。
日本でいうと吉岡秀隆さんのような役者さんだと思います。
ナイーブな、心に何かを秘めた役を演じるのにちょうどいい
風貌というか、なんというか。最近はスパイダーマンになっちゃいましたが。
(あれも屈託のある青年なんですよね、変身前は。)

(トビーには「アイス・ストーム」とか「カラーオブハート」とか、
ほかにもハイティーンの役で心に残るものが多数。
20代、30代でも着々といい作品に出ています。
これからもスパイダーマン以上の代表作に出会われることを待っています。)

シャーリーズ・セロンは文句なしにきれいです。

昨日は、カメコレと常夜灯も24を飛ばして、25にいっちゃっていました。

アルバイトの忙しさで、ちょっと脳が活性化され過ぎた(?)ようです。

では一つ戻ってカメコレ24.

カメコレ24.jpg

プラスチック(アクリル?)製で安っぽいようで
でもなんだか心惹かれるカメさんです。

常夜灯24.

常夜灯24.jpg

白亜で統一。

今日の選曲は、「サイダーハウスルール」のメインテーマです。
よくテレビ番組なんかでも転用されているので、既視感ならぬ既聴感があるかも
しれません。
切なくなってくる曲です。

※心弾み過ぎなここ数日、
ただでさえ年末で浮足立つ季節なのに、
読み返したらまちがいやモレを発見。
前の2記事にちょこっと訂正・加筆があります。


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